その4 愛 [聖書豆知識]
“愛は決して滅びない。預言は廃れ、異言はやみ、知識は廃れよう”( コリントの信徒への手紙一 13章 8節 )
キリスト教は愛の宗教だと言われることがあります。原典のギリシヤ語ではアガぺという言葉が使われています。先人はこの語を日本語に訳すのに御大切という言葉で訳しました。可愛がるという意味がある愛という言葉より、大切にするということの方がわかりやすい気もします。神と人を大切にするというのがキリスト教の精神だからです。
その3 ペンテコステ [聖書豆知識]
ペンテコステは、クリスマスのようにキリスト教以外ではあまり知られていませんが、キリスト教の暦の上では重要な行事の一つです。ユダヤ教の伝統行事である過越しの祭りと重なって、イエスが十字架に架かられ、復活された日から数えて、五十日目がペンテコステです。ペンテコステという言葉は、ギリシャ語で五十番目という意味です。ユダヤ教では、この日は、五旬節と呼ばれ、また、七週の祭りと呼ばれる行事の日もありました。ペンテコステの日に弟子たちが、集まって祈っていると聖霊が降り、イエスをキリストであることを公に弟子たちは告白し始めました。以来、キリスト教では、この日をペンテコステと呼び、いわば、教会の誕生の日として大切に守ってきました。
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その2 十字架 [聖書豆知識]
ネックレスなど装飾のデザインとして十字架が使われていますが、もともとは、処刑の道具でした。ローマ帝国が一般人への見せしめとし、できる限りの苦しみを与える極刑として採用していました。ローマ帝国に逆らった政治犯が処せられたという説もあります。イエスは、この十字架にかけられました。それゆえ、キリスト教のシンボルとなったのです。